回転木馬に乗って回るあたし はかなし くるくるくるくるくる 同じ所回る だんだんと気力も減り腹も立たなくなった 過ぎて行く日々をただ過ごす努力をした 冗談を言わないでよ あたし 誰か専用の遊具や玩具じゃないのよ 何となく疲れたから 散歩ついでに そのまま そっと離れて暮らそうと決めた 宛てもなく漂ってる空はどれくらい自由ですか あなたは今そこで何を見てるの? 早回しの様な時の中で 色づいた花でも いつか枯れ落ちるでしょ? 回転木馬に乗って回るあたしは かなし くるくるくるくるくる 同じ所回る だんだんと魅力も減り 夢も見れなくなった 楽しげにする自分も 疎ましく思えて 空は今日もよく晴れて 明るすぎる天井を眩しそうに見上げて あっちの方に行けたらこっちよりもいいかも と ここから離れて暮らそうと決めた だけどそれから幾晩経てど意外と不自由でした あたしは眠れぬ夜を過ごしながら 早回しの時を感じていた 色づけない花は枯れることもできぬでしょ? 発想を少し変えて回転木馬を降りた そっと見上げて深く息を吸った そして 知った 宛てもなく漂ってる空は意外と不自由でした 空は違う所から見てみたら 昨日とは違う顔をしていた 明日は新しい所からあたしを見てみよう 色づけたあたしを見て いつか 笑えるでしょう