風のように抱いて 雨のように泣いて 波のように永遠に繰り返して ひっそり訪れる 朝の見事を 死にゆく今日の 最後の陽を 山のように在って 星のように届いて 雲のように時に戸惑っても あなたを愛す あなたを愛す 死がふたり 分かつまで 死がふたり 分けても なお 巡る季節の たたずまいを 過ぎ去る 一日一日を 川のように歩いて 森のように話して 谷のように時に見失っても あなたを愛す あなたを愛す 朝の見事を タ陽の見事を 巡る季節を 分かち合って ひっそり この世界を歩いていこう ―――――あなたを愛します