誰かに言われなくたって 私の方が もっと嫌いだ うるさいな 想像が視界を塞いで 惨めな理由を書き連ねる 教室に ずっと居残り 窓の向こうに 黒い影があって 何も言わずに こっちを見ていた 私は貴方に救われたくて 泣くんじゃない 産声は 止められないもの 何千回ともう一度 死に損なおう 希望と絶望の夜中を纏って 醜い光を 許したいのは 他ならない 私だった 息をして 目をあけて これが最後かどうか 知る術はないよ 知りたくもないよ 優しいな 昏昏と 闇は寄り添って 解けない答えを 塗り潰した どうせ 面白くもないよと 窓を挟んで 微かに聞こえた それは祈るような 啜り泣きだった 私は貴方を救える言葉を 知らないけど 寂しいねって 声をかけた 何千回ともう一度 死に損なおう 希望と絶望の夜中を纏って 何千回ともう一度 生きる貴方へ 私も続くよ 窓の向こう側で 醜い光を 愛せたとき 終わらせなかった 産声を 唄にしよう 唄にしよう 唄にしよう