Track by重住ひろこ
わかってたはずなのに 動かない石のように重い 深海のような場所が 身体のどこかにあるという もうすぐ静かに幕が下りる 時と夕光がすべりおちる この坂の向こうに くたびれた靴を脱いで 意味もなく数かぞえ眠る 幻を追いかけてた 声がする方へ 空が鳴る方へ 何度もおかしなことがおこる 電線に心がぶらさがってる もうすぐ静かに幕が下りる 時と夕光がすべりおちる 瞳の中に映るものが 全部 嘘ならいいのに