たまに浮かぶのは遠い未来のこと 心揺れた日のこと 毎晩この街を眺めては何かをただ 探していた 重なる矛盾を飲み込みながら 考えすぎかとまた悩む 憂いを抱えた人だけがいつかは 優しくなれるのかな ありふれた幸せがさ 目の前にあると不安になるのは この心を失くすのが怖いから まだ僕は青いままで 選ぶことを躊躇してただ立ち 止まっていた 未だ分からない何処へ向かうのかも 何がしたいかも 愛されたいなんてさ 夜更かしをまたして一人口ずさむ 他人のふりして着飾りながら 失くしたものはどれほどか 気づいたときには遅いけどどうにも 涙が止まらない さよならが言えないのは 痛みを伴う覚悟がないから 離れてゆく背中に語り 掛けることすらためらって 言葉を交わして僕らはお互いを 伝え合う それしかないからすべては 無理でもすべてじゃないからこそ 出会いと別れは美しい 僕たちはいつの日か 語り明かした日のことも忘れて まだ足りない何かを求めている きっと僕らは青いままで 流れてゆく毎日を照らす光はあるか