どこまでゆこう 見知らぬ街 街ゆく人を照らすネオン 聞いたこともない言葉が 飛び交うピンク街 背中のリュックからは 何かがはみ出してしまってる 人生の落とし物は 星の数ほどあれど こぼしてきた涙は やがて芽を出して 綺麗な花が 咲くだろうか 夢見る暮らしが目の前にあるなら そりゃ喉から手が出るほど 欲しくもなるだろう リュックはまだいっぱいなのに 帰り道さえわからぬまま 彷徨う僕らは旅人 歩道に横たわる空き缶 かすれた横断歩道 そこにあるもの 足りない物はまた拾い集めて 出口のない旅へと いつだって僕ら そうやってきただろう これから先もまた 歩道に咲いた花のように 深く根を伸ばして 生きるのも悪くないが やっぱり自由も悪くないだろう 静まりかえる道の先へ ただひたすら歩く 朝焼けの昇る方へと リュックはまだいっぱいなのに