麝香猫みたいな前足で 転がる獲物を弄ぶ どこかで嗅いだ匂いなのか 過去も未来も今だけになる カフェオレみたいな巻き髪が 真綿のように絡みついて 後戻りなどできないほど 飲み込まれてくスプーン一杯の愛 秘密の鍵をひねってしまえば この世界は僕たちだけのもの 熱くて冷たい火の中で 滲むオイルはペイズリー模様 いつかは誰もが風に吹かれて 全ては若いせいだと笑う 破れたハートの穴を塞いで 入り口摘み 唇絡めた 膨らんで 膨らんで 割れます 割れます Balloon Balloon 膨らんで 膨らんで 飛びます 飛びます Balloon Balloon 隠れ家みたいなアパートで 少しだけ窓を開けながら 午後の日差しを見つめている 横顔だけが忘れられない 愛をまやかしと言うのなら この世界は生きてるだけの場所 足元に散らばった文字で 最後はなにを伝えるのだろう 野原を駆け出す子供みたいに 未来だけ見て進んでいたよ 花びらみたいな君の匂いで あと少しだけ ここにいさせてよ 膨らんで 膨らんで 割れます 割れます Balloon Balloon 膨らんで 膨らんで 飛びます 飛びます Balloon Balloon 縮まって 縮まって 伸びます 伸びます Balloon Balloon 膨らんで 膨らんで 割れます 割れます Balloon Balloon