彼方に此方と其方の何方も 舌先三寸は林檎飴 「さあさ、呼、御立会い! 御目に掛けますは…」 「やんや!?」 忌ましむは汝を染めにし定めと 嗚咽塗れの能無し生娘 「親の因果が子に報いたり!」 「やいやい、そうら!」 行きはよいよい 帰りはこわい 化けの皮を剥ぎ 「手など叩いて、さあさ御覧あれ!」 「わっしょい!!」 観音開き 世 世 世 乃 好 酔 宵(よいやっさ) おちゃらか おちゃら おちゃらか ほい(さいさい) 屈めど 囲め 容赦せぬ(もういっちょ) 絶賛 歓喜 阿鼻叫喚(よいよい) 戯言 繰言 世迷言 廻る快楽の覗き穴に咲く 股座はしとどに御開帳 「肥大の陰核に!千本の針を!!」 「刺!刺!刺!」 耳を削ぎ落とし 目ん玉刳り貫かば 壁に耳あり障子に目あり 「喉は既に宵、捕まりゃ終いだ」 「やいやい、そうら!」 行きはよいよい 帰りはこわい 化けの皮を剥ぎ(通りゃんせ) 「血眼浴びせ、とくと御覧あれ!」 「わっしょい!!」 解体新書 切 切 切 乃 好 酔 宵(よいやっさ) おちゃらか おちゃら おちゃらか ほい(さいさい) 気遣い 白痴 人非人(もういっちょ) 残骸 残滓 無慙無愧(よいよい) 六道輪廻の演舞狂 極楽浄土 刹 刹 刹 乃 好 酔 宵(よいやっさ) おちゃらか おちゃら おちゃらか ほい(さいさい) 自惚れ 呑まれ 独楽回し(もういっちょ) 饗宴 狂喜 百鬼夜行(よいよい) 拍手喝采雨霰