あの日から 3度目の 春を迎えても 今はいない 君の声 胸を突き刺す 雨上がり 散る花が 水たまり揺らす 靴の先 色を変え 切なくなる ゆらり 映ろう雲に心奪われ きつく絡まっていた思いがほどけた 喜びの歌なんて 今はまだ歌えるはずもない そう思ってたけど 傷跡は少しずつ消えてゆく この指で描くよ さよならの続きのプロローグ くだらない 言い訳で 自分をだました もどかしい 日常は 終わりにしよう 現実に酔いしれて 記憶は遠ざかる 人間は 意外と強くて困る ゆらり 朧月夜に心誘われ 固く閉ざしていた想いがとけてく 喜びの歌なんて 今はまだ歌えるはずもない そう思ってたけど 大事なものはここに残ってる オクターブで響け さよならの続きのプロローグ 「主役はあなただから 後悔はしないで」 あの日の君の声 私の背を押した 始まりの季節が またひとつ希望をちらつかせ 足取りは軽くなる いつのまにか私は 喜びの歌歌いたくなり わけもなく涙があふれだす この指で描くよ プロローグ