オマエに昨日の夜中話したことは 別にオレが急に 偉くなった訳じゃなく 三十七なり。 オレの青春は終わったけれど 明日もあさっても オレはやって行くから ひとりでいる時には 様々なことを考えようとしている 偉大な人たちの考えを 辿った気になって オレの部屋には 理解を超えた本と むなしい気分がつきまとってる 感じろ 思え おのれ自身のココロで そんなことを オマエに話した タバコをふかしながら 町を歩いた 失われてく情熱を オレは歩きながら感じた 車が過ぎて オレを通り越してゆく タバコをふかすオレを 汗さえ流れぬ町を行くオレ 天国でも地獄でもなき今を 三十七のオレが歩いていた そんなことをオマエに言った