波穏やかな瀬戸内の 久慈の入江に佇めば あの日 幼き母さんの おてんば姿が目に浮かぶ 辛いばかりが人生と あなたを見てて思ったけれど こんな素敵な島育ち 良かったね母さん ルリカケス ルリカケス 泣いて心が晴れました 乙女十六 島を出て 帰ることなく天国へ 夜毎 幼き子供等に 教えてくれた島言葉 いつか大人になった時 あなたと訪ねてみたかった 苦労ばかりを背負わせて ごめんね母さん ルリカケス ルリカケス そばにいるよな気がします 明日は旅立つ名瀬の夜 唄者奏でる島唄に 思い重なる愛加那の 悲しい別れの物語 二度と逢えない切なさに 死ぬことばかり思ったけれど こんな素敵な島の血を ありがとう母さん ルリカケス ルリカケス 生きる勇気を ありがとう ルリカケス ルリカケス そばにいるよな気がします