ねえ、私が夜の底なら 貴方は朝を告げる健やかな 太陽の光だね。 月が消えても、 きっと些細なことね。 実態なんて無いものだもの、 愛なんて。 砕けたものほど美しいだなんて、 嘘。 強かな哲学に皆憧れてるの。 何者でもなくて良い、 触れられて初めてそう思った。 研ぎ澄まされた熱に思考も 委ねたら、 許されてしまうのが 容易いことのようで、 貴方の胸で静かに起こる、淘汰。 瞳を閉じて、夜を待つ。 この場所に居て、 それだけで良いよ。 どうか欠落も切り取られずに、 抱きしめていられる、 そんな夢が見られますように。 ずっと、苦しみの果て。 視界の端で踊る過去の罪なんて。 貴方だけに、許されていた。 このまま時を止めて、 世界から身を隠そう。 嘆かわしく思う身体という鉛も、 貴方に触れるためにあるのなら 輝く。 誰もが望む静かな救い、淘汰。
