泣いてる夜に 君を思い出す あの日の言葉が 白く溶けていく 触れられなかった 君のその涙 今さらだけど 胸を刺してく 街の灯りさえ 今日は滲んでる 手袋越しには 君の手を思い出す 素直じゃなかった あの冬の帰り道 言えないままの「ごめん」 がまだ残る ねぇ 雪の気配は いつも君を連れてくる 泣いてる夜に 君を思い出す あの日の言葉が 白く溶けていく 触れられなかった 君のその涙 今さらだけど 胸を刺してく 部屋の窓越しに 粉雪が降ってく 君のいない冬に 静けさだけが積もる 会いたい気持ちが また疼き出して 名前を呼んでも 届かないのに ねぇ あの別れは ほんとは終わりじゃなかった 泣いてる夜に 君を思い出す あの日の笑顔が 胸を締めつける すれ違ったままの ふたりの冬が いまになってやっと 痛みになる 泣きたい夜は 君も同じなら もう一度だけ 名前を呼びたい 落ちる雪みたいに そっと寄り添えたら ずっとずっとまだ 君を抱きしめたい
