心を有する死者はみな おぼつかぬ足取りさあ時は来た 酒呑童子の手となり足となり 覚えたての表情で闊歩する 淘汰される文明 気持ちはルーズ 地につける足などもはや不要 されるがままなされるがままの臓 なつかしの歌を口噤み謳う 鬼は外外ツクツクボウシ 命からがら今日は会えますか 遠く離れ離され土地土地の 祖霊や地霊 呼び名を変えながら 寺で僧は滅鬼し 道を説き 戒めた苦労を語る様子 差し迫った夕刻 要らない猶予 思わず吹き出す 人の業か The crush of my civilization 愛するあまり執念になり The crush of my civilization 知らぬ間に魂は身を離れ The crush of my civilization 大人もみんな童心にかえる The crush of my civilization 手ぬぐい持ちみな待ちぼうけ 鬼さんこちら手の鳴る方へ 見えないものに手伸ばして 鬼さんこちら手の鳴る方へ 五穀豊穣をもたらして 鬼さんこちら手の鳴る方へ 君もなるなら目隠して 鬼さんこちら手の鳴る方へ 手の鳴る方へ、手の鳴る方へ かつて憧れた大江山 住むものはみな口を揃えて言う 不都合な真実がほしいのか 見たままの虚像の方がマシだ 躊躇いを捨てて行く手の鳴る方へ 愛されてナンボの世の常じゃ 間違いを正すほかありはしない 人の心中鬼か蛇か仏のよう 福は内内石ころぼうし 命あると知っても会えますか 携えた花すらも匂うのは 貴方の腕と気配を抱いたから 小僧は覗き見 愛を知り 遊びとは知らずにたたう様子 花開いた本性 あなたは本当? 願うは勝手だが これは異常だ The crush of my civilization 愛するあまり執念になり The crush of my civilization 知らぬ間に魂は身を離れ The crush of my civilization 大人もみんな童心にかえる The crush of my civilization 手ぬぐい持ちみな待ちぼうけ 鬼さんこちら手の鳴る方へ 見えないものに手伸ばして 鬼さんこちら手の鳴る方へ 五穀豊穣をもたらして 鬼さんこちら手の鳴る方へ 君もなるなら目隠して 鬼さんこちら手の鳴る方へ 手の鳴る方へ、手の鳴る方へ 心こそ 心迷わす 心なれ 心に心 心ゆるすな