この願いは 淡く柔いミルク色の夜明けに かき消されて 影さえも落とせないまま 生きることが辛い時も 明日を思って眠ってた 疑わずに前へ進む そらにつづくみちを 流れる雲に回る風車の羽の如く まわる運命 ボビンレースを編む君の音が 鼓動みたいに走る この虚ろな幸せを 思い出すように描く 僕のすべて委ねた モノクロの光 流れる涙 燃える風車の火の粉 払う事も出来ずに 気が付いた時 全て灰になって 指からこぼれ落ちた 「教えてください、お母様 僕はどこで過ちを 犯したのでしょうか? 教えてください、神様 あなたが背負った罪は 誰が許すのでしょうか? 教えてください、ルーベンス あなたはこの世界に何を 残したのでしょうか?」 パトラッシュ だからせめて 君はここで 愛されて欲しかった 吹雪の聖夜 消える足跡 全て真っ白になればいい 包み隠して 誰かの悪意がもう届かない様に 流れる雲に回る風車の羽の如く まわる運命 ボビンレースの糸が絡まる もう解けはしない ごめんねパトラッシュ ねぇ、一緒に少しだけ眠ろう