落ち葉が風に 舞う季節に あなたは遠い 国へ逝く 窓辺にさした 花一輪 開いたままの 日記帳 二度とめぐり逢えない 愛とは 悔やまないこと 今はただ“SAYONARA” その言葉だけが 愛の証し 低く流れる ミサの曲 見送り人の 影もなく 道ゆく人の 語らいが うつろに響く セーヌ川 白きヴェールの君は 悲しいほどに美しい 今はただ“SAYONARA” その言葉だけが 愛の証し 愛のかけらが またひとつ 風にさらわれ 逃げてゆく 追ってかなわぬ ものならば ここで別れを 告げるだけ 君の手が遠ざかる 聞き慣れた声が過ぎてゆく 今はただ“SAYONARA” その言葉だけが 愛の証し 今はただ“SAYONARA” 今はただ“SAYONARA” 明日一人きりで 町を出る