また始まった また重なった また絡まった また広がった また間違った また見送った 西の詩人が叫ぶ叫ぶ 「常識は敵だ!」 東の詩人は笑う笑う 「それすら常識になる」 ある日絵師が世界を壊した 「我々がダダだ」 別の絵師は世界を騙した 「アイツは低俗なダダだ」 そんな戦争の隙を見て 心の神が囁いた 「レディメイドという名の戦争さ」 革命時代へようこそ! また始まった また重なった ダダ 対 ダダ だ また絡まった また広がった ダダ 対 ダダ だ その日ダダが僕に問い掛けた 「キミのダダは世界に必要かい?」 何も応えない僕を見兼ね 嘲笑いながら涙して 「飼い犬のように尻尾振るな! 生まれた意味を探せ!」 見えない檻から 眺めるのは楽なのに 優しい世界は 僕の個性を殺すらしい また… 間違った また見送った ダダ 対 ダダ だ ほら好物の ほら崇高だ ダダ 対 ダダ だ この日ダダが僕を壊した 別のダダが僕を生み出し 地図の無い迷路に放り込んだ 自由と不自由が手繋いで 「誰かのせいにするんじゃない! 死ぬときに後悔するだけだ!」 ダダ!