かつて独り舞台で 調子それなりに良かった俺が 連れてきた一際凡人と 決めつけるあいつら尻目に いつかこいつは見つかる いつかこいつは俺すら追い越す 知らんまに同じステージに 立ってない姿がひたすら怖くて 横立ち続ける為に 今のままじゃあかんそう奮わせて 言い聞かせてガラス越し 一人の時もいつしか二人 浮かべるくらいに とにかく面白いお前に ついていくのが精一杯やった お前がおらんかったらって 毎日考えては愛を伏せる 当たり前の日常が色を変え ようやく世間が俺たちの姿を 形あるもの魅力あふれるもの だって気づく強がって涙 俺がおらんかったならもっと お前は売れてたかもせーへん そんな俺のことを天才で 面白すぎると言ってくてるお前を 疑うことこそしなかったが 心のどこかで自問自答 「次は二人で」と何気ない言葉と お前を嘘つきに したくなかった一心で 周りの言葉は有象無象 引目を感じることさえなかった 空回りだお荷物だ だめだだめだと言われ それで知名度上がるならば なんでもやろう とにかく面白いお前に ついていくのが精一杯やった お前がおらんかったらって 毎日考えては缶を開ける 当たり前の日常が色を変え ようやく世間が俺たちの姿を 形あるもの魅力あふれるもの だって気づく強がって涙 袖で怒られた日も 凱旋で泣いた日も 遅刻言い訳して笑いに変えた日も 全部二人で我慢し乗り越えた いつか船の上揺られ語ろうか