甘美なる微熱 僕は夢を見ているの? 凍えそうになる 銀色している空 ここはよく似ている 妙なそれは胸騒ぎ 静かすぎる街 夏に降る雪 滲んだその窓 透かしたこの手の平は 僕のものじゃない まるで作られた虚像(かりもの) 走るどこまでも 外は白銀の世界 誰もここにはいない 一人叫んだ <♪> 唇をかんだ 何も信じられなくて 君の名を呼んだ... 1000年の朝に 禁断のその扉を開き 迷い込んだのは 永遠の悪夢 遠く遠くどこまでも 君を探す僕は ここはまるで見知らぬ星で これが夢なら早く覚めてくれ 止まない雪に全て 埋もれてゆくよ君の姿も あの日の記憶さえも 二つの炎に 透かしたこの手の平は 僕のものじゃない きっと僕じゃない