ふたりで見ようねって 約束したあの映画 「割と良かった」なんて 無邪気に話してしまうとこ からかうつもりで 「冷めたの?」って聞いたのに 誤魔化しきれなくて 白々しく笑うとこ 嘘をつけない 君が好きだけど 嘘もつけない 君が嫌いよ イイオンナぶってあげるわ 聞き分けのいいフリして ありふれた さよならを 演じてみせる イイオンナぶってあげるわ だから何も 言わないで 誰かのフリしてなきゃ まともに痛み 食らってしまいそう 恋かもって思えば そのまま言葉にして 会いたいって思えば 深夜のバスで会いにきて 退屈なデートじゃ 大きなあくびをして 何もかも見せ合う それが君の正しさでも 嘘もつけない 君の代わりに 嘘をついて 笑ってるのは誰 イイオンナぶってあげるわ あの人が好きなんでしょ 君ばかり 見てた目は 誤魔化せないわ イイオンナぶってあげるわ 君だけには見せてた 幼くて 可愛かった 私のままじゃ クラっとしちゃいそう イイオンナぶってるところ まっすぐに刺さないで 「ずるいよ」って それはきっと 君のほうでしょ イイオンナぶってあげるわ 聞き分けのいいフリして ありふれた さよならは 許せないけど イイヤツみたいな最後ね だから何も 言えないの 誰かのフリしてなきゃ まともに痛み 食らってしまいそう