たとえば君と もし出逢わずにいたのなら こんな痛みを 今 知らないまま いたけれど 乗り越えた 悲しみが 人を強くするのならば ああ 涙さえ 未来から 降り注いだ 贈り物 白い雪のように 光る雪のように この心を白く染めて 歩いてゆく 足跡も 轍(わだち)さえ無い道を 遙かな君にも 切ない日にさえ ただ ありがとうって言えたその時 心に灯る明かりに 導かれ 行こう 遠い記憶は そう ユトリロの絵みたいだね 雪の降る日の街 さよならした あの舗道 この胸の 鏡には 永久(とわ)にきっと映る景色 ただ 輪郭が 揺らぐのは 時間(とき)が魔法 かけたから 白い雪のように 光る雪のように まだ未来は純白のまま 進んで行く 夢が待つ 真っ直ぐなこの道を 寂しさはきっと 幸せに出会う日の 序章(プロローグ)だと今は言えるよ 物語なら まだ途中 輝きの方へ 白い雪のように 光る雪のように この心を白く染めて 歩いてゆく 足跡も 轍(わだち)さえ無い道を 遙かな君にも 切ない日にさえ ただ ありがとうって言えたその時 心に灯る明かりに 導かれ 明日へ