裸足のまま坂を駆け上がる君 無邪気な天使は目を閉じて 誰にも聞かれぬように 愛の旋律をそっと歌った それはそれは綺麗で まるでこの世界中に 君と僕だけのようだ 頼りない月淡い夜をいくつも 越えてきた あなたが僕の隣でそっと 笑ってくれたから ねえねえ こっちを向いて誰も 気に留めないくらいの 青い日々は今も変わらず 色をつけたまま ねえねえ このまま君を僕の中に閉じ 込めておけないか そんなこと考えるほどに君が 愛おしいそんな日々です これは神様が見せた幻か目を離せば 消えてしまうならと 君を見逃さぬように頭はまばたきを 拒んだ それはそれは 自然でまるでこれまでの日々が 君に出会うためのようだ 未来は怖い怖くて涙を流す日々でも 道しるべを 照らしてくれるのはいつもあなた 透明な空を追いかけて走って 転んでの繰り返しで 泣きじゃくってる僕を そっと包み込むような優しさに僕は 何度も救われたのです ねえねえ 話を聞いていつもより大事な話を 君のことだもうとっくに 知ってたかな ねえねえ このまま僕はずっと君に寄り 添っていたいんだ そんなことはどうでもいい 君が笑えれば 僕はそれでいい