目が覚めて感じたのは異変 見慣れた天井は遥か彼方 畳の目の隙間に 足を取られる始末さ 巨大になった君が現れ 嫌悪感たっぷりの顔で 僕を追い出そうと いや殺そうとしてくる 窓枠2mmの隙間落ち着く 室内灯が灯ると とても楽しい気がして 羽を開いて飛んだ テレビでは偉い人が 改革せねば日本は滅びると言ってる 性別国籍右左に別れ 対立するのが人の習性か そんなことを古代より繰り 返し でも君ら変わらずを米を炊いてる 僕はどういうわけか虫に 亀虫になったようだ 君にこの事態を 伝える術がない 本当は知られたくないんだ だからこの隙間で眠る