町から町へさまよう 風に流されるようにして 人はどこへいく? 僕もそのひとつになる 人は時には冷たく 時には何も感じなくなる それでも誰かの身代わりに 犠牲になる そうして失われた命が どこにいくのか その人の旅はもう 終わりになるのか <♪> 道から道へさまよう 時には雨に打たれながら 消えていった人の 足跡を探してきた わずかな心さえも 消えてしまうというなら その人の居た場所は 僕らと同じ かすかなこの気持ちも 伝わらないというなら この僕が居た場所も ないのと同じ ありがとうという気持ちも さよならをする痛みも おぼえて歩いてきた 空を見上げると 雲が高く渦巻き 嵐が来ようとしていた <♪> 幾多の足跡たち 僕は追いかけ追い越す ばらばらに砕けても その向こう側へ 終わりが訪れ今 僕の生命が始まる あたたかな水の中で 身をまるめていた