入道雲が夏を呼ぶ 風のにおいでわかるんだ 投げた小石は 水面蹴れずに 川の底沈んだ 一人苦笑いして せみのぬけがら肩につけ 麦わら帽子脱ぎ捨てて せーのの合図 白い網の中で ばたつく宝物 逃げないように 逃げないように そっと虫カゴへ入れた 忘れない まぶしすぎるあの夏を 突き抜ける空 光は未来を照らしていた 道に迷い ボロボロに疲れ果てた日に 胸の奥 せーのの合図がこだまする またひとつ 入道雲が夏を呼ぶ 風のにおいでわかるんだ 見るものすべて輝いていた とりつくろうなんて 知らなかった ただ泣いて笑って 大きな夢描いて 消えないように 消えないように そっと宝箱しまった 忘れない まぶしすぎるあの夏を 突き抜ける空 光は未来を照らしていた 道に迷い ボロボロに疲れ果てた日に 胸の奥 せーのの合図がこだまする またひとつ 合図がこだまする またひとつ