君と別れた夏は こわれた置時計 そして風を忘れた 小さな風鈴 ブロックべいに沈む 夕陽がさびしくて 痛む胸の中に すんでます秋が 君が笑ってる 君が走っている アルバムの中 一つ二つ三つ 思い出見つけ わざとむなしくなるのさ 何もかもが昔 今はちがう季節 そしてぼくの心も 変わってしまった 君と歩いた道を 一人歩いてみる 低い丘を回って 海に続く道 青い青い海も 夏にさよならして 誰も乗らないボートが 砂に並んでる 狭いあの部屋で 毎日暮らしたいと 口ぐせのように いつも言ってたっけ そんな君だから 好きなままでいたいの 沖を走る舟は 白い波を残し 水辺で遊ぶ鳥は どこへ帰るのか