溜息ひとつ ついて 瞳をそらすのね 私の胸に残る 想いをあなたは散らす ひらいた窓の 雨音にまぎれ いつかの Pianoが 唄っている ああ 抱きしめてくれた日の 陽炎が ああ ふたりの季節 流してく涙になる ただひとつの 言葉も 留められずに <♪> 冷たい風のなかも あなたの影に 寄りそって歩いてた やさしさに慣れすぎてる 雨が止む前に 部屋を出ていって 消えてく靴音 追えないよう ああ さよならが言えなくて 今はただ もう 色褪せて落ちるのを 待つだけなの あなたの香り そっと 雫に流して <♪> ああ 抱きしめてくれた日の ピアニッシモ ねえ 忘れない 忘れないで 胸の奥に あなたが好き それだけで 生きていたのよ それだけで 生きてきたのに