僕のB5の青いノートには ステキな言葉なんかより 日々の首を絞める くだらないルールが並んでいた 優しいあなたとこうして会うたび 僕は見栄っ張り ウソにまみれていく 今じゃあ "おかしな人ね" 喋りづらいったらありゃしない 素直になれば ありふれたような言葉の深さに 微笑めるだろうか 町はかすかに春の色 あんな日々を望んでたんだと 今でも こんな日々かと ねぶみをすれば 繁華街 バランタイン片手に 一体 誰になにを求めてるんだろう 優しいあなたとこうして会うたび みっともないのも承知の上で 天使のおへそみたいな その優しさにひざまずきたい そろそろ背伸びもつらいだろう そもそも心しなやかに生きてこう 素直になれば ありふれたような心の深さに 微笑めるだろうか 町はかすかに春の色 素直になれば 大人になっちゃって 丸くなったねって 言われることが怖かった だけど揺るぎない "ひとつ"があればいい あなたの前ではせめて ありふれたような全ての深さに 微笑めるだろうか 素直になれたら 町はほら確かに 春の 春の色