春の夢に誘われて眠い 風の指が髪にさえ踊る 瞳を閉じるたび あなたが浮かぶのよ まるで水のようにしみてくる人 夢をみだされて突然目覚めれば ラジオだけが低い声で歌う 夢を覚えてる? みんな忘れたわ ただちょっぴり頬のあたりほんのり 桜の色ね 芯の強い女だと思う 涙なんか知らないで生きた 自分の生きかたは自分で決めてきた そうよあなたに逢う前の日までは 枝を揺さぶって花を散らす風 コートの襟立てて通り抜ける 記憶が途切れて思い出せないの そうあなたの腕の中に倒れた その後のこと 夢をみだされて突然目覚めれば ラジオだけが低い声で歌う 夢を覚えてる? みんな忘れたわ ただちょっぴり頬のあたりほんのり 桜の色ね