雨雲の灯りで 瞳をつないで ようやく辿り着いた ここは大きな日本家屋 長いトンネルを抜けるまで 怖かったよね ほっとして 座り込んだ ひどく汚れた 足の裏 怪我してるのか 少し痛いけど どれがぼくの血なのか わからないね 大きな山の頂で 貴重な生命 身を寄せ合って あたたかな 温度を抱きしめながら 大きな山の麓には 死者の国 ぼくらを 見上げては 光の玉 届けて ボストンバッグには 3日分の服とあの子の写真 今頃どこかで泣いてるかもね それとも笑ってるかもね 新しい亡骸を 峡谷へ落とす 鳥たちがすかさず 啄んで 空高く 運んでく 毎日の風景ずっと続くね 慣れなきゃ 慣れなきゃ いきのこりぼくら いきのこりぼくら いきのこりぼくら いきのこりぼくら いきのこり ぼくら