鉛色の 都会の空 見上げれば 見透かされた 私の心 映すみたい 幼く すがった 弱い自分に 別れを告げて 涙は 見せずに 立ち上がる 手を伸ばし 思いはせても 届かぬは 雨夜の月 雲間から そっとささやく ほほえみを たやさずに 確かに今 踏み出す 魅惑の夜 甘い声に いざなわれ 通り過ぎた 指先から 探してしまう 愚かな あやまち 全てが私の糧になるの 何も 迷わず 歩き出す あきらめず 手を伸ばしたら 届くかな あぁ 朧月 あなたにも 光 差し込む 会えなくて 離れても 月(つき)は誰でも照らす 立ち止まり 動けなくなる そんな時もあるけれど 見上げれば いつでもそばに 見守ってくれる月(きみ)がいる あきらめず 手を伸ばしたら 届くのは 奈落の月 雲は晴れ 全てを照らす ここから 始まる 前を向いて すすむの