花吹雪見送って 夏のカケラに手を伸ばした ちょっと早すぎるかな? 青嵐が掠める 嗚呼 蝉たちの斉唱と 野に咲く向日葵が 顔向けする太陽が 僕の身体だけ奪い去っていく ただただ流れる雲見送れば いつか溢れて日が差すから このままキラキラした 青い春が全部 儚く散って 舞ってしまわないよう この夏があるなら 僕等はまだまだ行ける 根拠のない自信に 並んで 笑って 転んで 腐って サイダーのよう 泡となって弾ける そんな夏の聲がした 名残りを惜しむは一期一会 別れを知って また強くなれるんだろう 置き去りのままの心が云う もうちょっと もうちょっとだけ わがままでいていいかな? ほら後悔すら いつか忘れるのなら きっとまだ夢は溢れているから 夜に咲く火の花みたいに 刹那の想いを愛して 生命の息となる日の光のように 誰より強く輝いていて 鈴の音から溢れる 青い春を呑んで ひたすらカラカラの心を潤す 人生のどこを切り取っても 幸せはあるから 今年もあるがままを 夏風に乗せて また季節が巡って... このままキラキラした 青い春が全部 儚く 散って舞ってしまわないよう この夏があるなら 僕等はまだまだ行ける 根拠のない自信に 並んで 笑って 転んで 腐って サイダーのよう 泡となって弾ける そんな夏の聲がした 影に重なる僕ら 秋風、たなびく雲の下