Track by猿臂
哀れと鳴く 陰は辷り 明かりを畳んだ 空疎に響く 詩を悼み 望むは声よ 哀れと鳴く 陰は辷り 明かりを畳んだ 空疎に響く 詩を悼み 望むは声よ 嗚呼 実を 運ぶ風は滔々 ただ 命に 勇む芽を夙に問う 湛えた夜気に沈む 去り行く景色と 額の先に映した 孤影は崩れた花 哀れと鳴く 陰は辷り 明かりを畳んだ 空疎に響く 詩を悼み 望むは声よ 儚さを請う 息は泡沫 辺を焦がした 燦然と在る 意味を尋ねる 肥えた過去へと