空を見る君は街の被験者 街は君と他人を混ぜて遊ぶフラスコ 僕を見る 君はまるで被害者 僕は加害者 ホルマリンみたいな仕組みの一部 君はまるでシグナレス 解剖台の上で少し泣いて そして眠ってる まごころを君にあげよう 翼はなくても飛べる筈 気持ちがよくてポカポカする 毎日がどうかずっと 続きますように 空を見る君を見る僕だよ 変われない君を叱れない僕は 弱虫だったんだね 空と君はシグナルフル 解剖台上に残る 君の翼にさようなら 「まごころを私に下さい 飛ぼうとするから事故に遭うの 形がなくて不安になる 毎日が早く終末ますように!」 まごころを君にあげたいよ 心一つあれば飛べる筈 切なさは麻薬に似てて 翼を失くした君はあの街の中 一人 笑うだけ 醜い街と醜い愚痴と マイナス自乗できみがきれい 酷い寝相と喧い寝息と マイナス自乗できみがきれい よごれた過去と目が回る暮らしと マイナス事情で(きみがきれい) 出れない街と行けない国と マイナス自乗できみが綺麗 (街に)咀嚼される(君の)躰と 収まらない(街の)満腹中枢と マイナス自乗(プラス)で 君(あなた)が綺麗(キレイ) 「お昼の残りと汚れた食器と 干した下着と綺麗な空と、、あと、 あと、あれ、、?」