いつも通りの電車に乗った 人はまだまだまばらみたいだ 一番端っこに座って スマホにサラッと目を通した リュックサックを抱えて いつも通りの駅まで寝るだけ たまに感じるポケットからの 通知のバイブはまた後で 生きるためにガッコ行ってんのか ガッコ行くために生きてんのか 可愛いあのこは捨てられて 寒いのに今日は半袖だね あなたみたいな顔で あなたみたいな声で あなたみたいな性格で あなたとおんなじ趣味で きっとそんな人意外にも 案外近くにいたりして だけどあなたじゃなきゃだめだった 生きるために働いてるのか 働くために生きてんのか あなたの住む街の天気予報 いつからか見なくなったな 生きるために死なないのか 死なないために生きてんのか いつものアレか、と君は言う そういつものアレだから 気にしないで
