枯れた花の跡から 小さな双葉が顔を出す 誰かに踏みつけられながら また起き上がれるように 独りよがりな理由で 拾われていく毎日が過ぎて 白い花につけた名前も 頭から抜け落ちてた 大切そうに選んで持ち帰る人 “急いで拵えて”と言って去る人 そんな日々の連続でいつしか 見えなくなっていたけど 巡る別れの真ん中に 咲き続けるその花は 色の無い心まで 染め上げてく 思い出していくたび 夢か現実かの間 狭まっていた 根なし草みたいに 誰も笑わせられない 窓の外 次の風景 ずっと 見れない 巡る別れの真ん中に 咲き続けるその花は 色の無い心まで 染め上げてく 思い出す 巡る別れの真ん中に 咲き続けるその花は 色の無い心まで 染め上げてく 夜明け前の旅