リバーサイドに黄昏 港の町は憧れ 大人びて 少しね ほろ苦いね コーヒーの味が憎い スーツケースは赤がいい 心を燃やすからいい おんなじね 男も 選ばせてよ 我儘さを許してね 見せてみて 本物の姿 隠さずにきてよ なにもかも わかってる 見え透いた嘘はやめて 愛にやさしさはいらない そっと抱きしめたって意味がない だからボクは君の服に残るタグを 引き千切る そして恋にいろはを求めない 正解探したってあるわけない だけど人はすぐにググりたがり青を 求めてる ひどいわ ミラーボールに照らされ 魅惑のときに酔いしれ お高くね 止まって 仕方ないね すぐに靡くわけじゃない カーラジオが鳴り響く 助手席には誰もいない そんなにね 気にして いないけれど 一人の夜は眠れない 全て見て本物の姿 確かめてみてよ 我儘と強がりに 絆された 心の声を 菫に涙は似合わない もっと抱かれるように守られたい だけど今日も人に弱さ隠し靴を脱ぎ 捨てる 「月が綺麗ですね」と言われたい 誰でもいいわけではないけれど そんな欲張りにはだれひとりも耳を 傾けない ひどいわ 一人夜の街を歩いても なんだか物足りない気がする だから今宵だけは 君に全部見せたくて 愛に恥じらいはいらない ぎゅっと抱きしめたくて仕方ない だからボクはボクの胸に残る嘘を 吹き飛ばす そして恋に夢など求めない ずっとそばにいたくてキリがない けれど人はすぐに本音隠し嘘を 求めてる ひどいわ