<♪> 年老いた私が、ある日、 今までの私と違っていたとしても どうかそのままの私のことを 理解して欲しい 私が服の上に食べ物をこぼしても 靴ひもを結び忘れても あなたに色んなことを教えたように 見守って欲しい あなたと話す時 同じ話を何度も何度も繰り返しても その結末をどうかさえぎらずに うなずいて欲しい あなたにせがまれて 繰り返し読んだ絵本の あたたかな結末は いつも同じでも私の心を 平和にしてくれた 悲しい事ではないんだ 消え去ってゆくように 見える私の心へと 励ましのまなざしを 向けてほしい 楽しいひと時に 私が思わず 下着を濡らしてしまったり お風呂に入るのを いやがるときには 思い出して欲しい あなたを追い回し 何度も着替えさせたり 様々な理由をつけて いやがるあなたと お風呂に入った 懐かしい日のことを <♪> 悲しいことではないんだ 旅立ちの前の準備をしている私に 祝福の祈りを捧げて欲しい いずれ歯も弱り 飲み込むことさえ 出来なくなるかも知れない 足も衰えて 立ち上がる事すら 出来なくなったなら あなたが か弱い 足で立ち上がろうと 私に助けを求めたように よろめく私に どうかあなたの 手を握らせて欲しい 私の姿を 見て悲しんだり 自分が無力だと 思わないで欲しい あなたを抱きしめる 力がないのを 知るのはつらい事だけど 私を理解して支えて くれる心だけを 持っていて欲しい きっとそれだけで それだけで 私には勇気が わいてくるのです あなたの人生の始まりに 私がしっかりと 付き添ったように 私の人生の 終わりに少しだけ 付き添って欲しい あなたが生まれて くれたことで私が 受けた多くの喜びと あなたに対する 変らぬ愛を持って 笑顔で答えたい <♪> 私の子供たちへ 愛する子供たちへ <♪>