軽快な足音で行く 光る汗ぬぐって背負う 縦長の楽器のケース お気に入りを詰め込んだ 耳元に流れるフレーズに 気を取られ ふと立ち止まった 「 憧れや理想だけで何かに手が届くな んて よくできたフィクションでもないで しょう」 だから奔って走って 息が上がりきるまで たとえ思い通りの道 拓かれなくても 奔って走って 膝も笑い出すほど 道なき道 かき分けて行くくらいで丁度良いん だろう 振り返るなら 正解は目の前にある 姿形は見えないからね あと一歩のとこで立ち止まってる 失敗すればそれまでが 全て水の泡だなんて 失敗してみてから考えましょう だから奔って走って 夢さえ脈打つほど 衝動に任せ駆け出した日を さあ追い越せ 奔って走って メーター振り切れるまで 何もかも出し尽くした そう思える時が来ることを 待ち焦がれて 軽快な足音で行く 光る汗ぬぐって背負う 縦長の楽器のケース