僕らは誰でも 欲望という炎を 心に燃やしてる それに気づかないまま 常に快楽を求めて この世を彷徨(さまよ)う 炎に身を焼かれ 叫ぶ魂 止まらない 求めるほど強く 大きく燃えさかる 真紅の炎に 我を奪われ 飲み込まれる 正義という名のもと 繰り返してきた僕らの 争いは終わらない 人々の果てなき欲望は 全てを飲み込んで灰にする 滅亡の 炎になってゆく 手に入れても 満足できない 飢えている魂 この矛盾を 人間(ひと)と呼ぶなら 灰になるまで 燃える運命だろうか? 満たされないと 求め続けては 怒りに身を焦がす 真紅の炎に 我を奪われ 飲み込まれる 燃えてゆく 燃えてゆくけれど 僕らは空蝉(うつせみ)を 欲望の炎 抱いたままに 生きてゆくのさ