足音さえ消え去った部屋の中 温もりだけをほのかに残して 記憶の糸をたどってみても 固結びの行き止まり 高速で流れる摩天楼の光 心拍数の高鳴り感じて 現実と夢を解く時 蝶結びを忘れて 小指に結んだ 僕だけが繋がる世界 リングの隣は絡まり合い 戻らない記憶 安心感を求めてるはずなのに 影を落とす種が芽生えだす 甘さを知りすぎた感触は なぞり始めて止まらない 始まりはいつの日だろう 手を伸ばしても掴めない流れ 緩んだ場所を探しても 解き方がわからない 一瞬の迷いで溺れてゆく都会の空へ 引かれてゆく心惑う縺れ 夜へ落ちてく 小指に結んだ 僕だけが繋がる世界 リングの隣は絡まり合い 戻らない記憶