雨宿りを強いられる帰路 同じ境遇の学生が駆けてく 何も失ってなさそうな バレー部っぽい女子が駆けてく はしゃぎ声が耳を引っ掻いて 奇妙な敗北感を覚えた 目減りしていく だけの日々の中で 不安は螺旋状となり続いて 断ち切れぬまま 増すリセット願望を 枕に夢を見ている 間抜けな夢想家さ 雨 なまぬるい ミストシャワー状 頃合いと歩き出せば 指にひっかけた 粗末な夕食が 温めなおせー って泣いている <♪> 不条理の長のおっしゃる通りに 明日へ希望を抱けば 水を抱いている気分さ 白けて尖った唇で 孤独を題材に歌えば 雨 泣きのあと一曲かい? と試すように降り続け ミストシャワーに 我、完敗