八月の幻 薄まっていくイノセンス 帰れない場所が増えた これからどこへ行こうかな 所在のない憧れと切なさが 最初の曲がり角へと僕を引き戻す こぼした炭酸 手放した風船 破いた手紙 ほどけたスニーカー 薄まっていくイノセンス 八月の幻 薄まっていくイノセンス 帰れない場所が増えた これからどこへ行こうかな そろそろ夢から醒めなくちゃ 夏の抜け殻になってしまうよ あの日手放した風船は 届かないイノセンス カレンダーの向こうは真っ白な世界 氷のように冷ややかな世界 だけど行かなくちゃいけないの 届かないイノセンス 八月の幻 薄まっていくイノセンス 帰れない場所が増えた これからどこへ行こうかな 都市のまなざしは死なない 僕はどこにも行けない 都市のまなざしは死なない 僕はどこにも行けない 都市のまなざしは死なない 僕はどこにも行けない 都市のまなざしは死なない 僕はどこにも行けないだろうさ どんどん怖くなる 届かないイノセンス 届かないイノセンス 閉じこもるあの季節 つかまえてくれないか 引き戻してくれないか 空に張り付いた風船 眺めることしかできないね 君の声 あの場所で 僕は少年 プールサイドで 温度はなくて情緒だけ 景色と感情は乖離してる それは美しいこと でも残酷なこと 苛まれる後悔のイメージは どうしていつも似たような スーサイド アルコール&ドラッグ インサイド アウトサイド 堂々巡りのアートフォーム そしてイノセンス 僕らいつか幸せ掴めるかな 薄まっていくイノセンス