不安を飲み込む午後7時過ぎ いつもと違うプラットフォーム 雨に濡れたレールは 果てしなく続いている 家路を急ぐ人々の行進 さらに膨らんでいくトレイン まるであなたへの想いみたいだね ひとつ、またひとつ 街は過ぎてゆく 近づけば近づくほどに溢れ返るの ずっと言えなかった言葉 今夜、あなたに届けたいんです いくつも夜を越えたことを いつまでも 忘れられなかったことを 雨は止まない午後8時過ぎ 雫で霞むパノラマ 佇んだビルの灯りが 瞬いているだけ 時が止まったように 景色は変わらない 響くアナウンスの音 きっとあなたはそこで待っている 引き返してもいい 通り過ぎてもいい でもそれじゃここに来た意味が 無くなるからさ ずっと言えなかった言葉 今夜、あなたに届けたいんです いくつも夜を越えたことを いつまでも 忘れられなかったことを ずっと言えなかった言葉 今夜、あなたに届けたいんです いくつも夜を越えたことを 忘れられなかったことを もしもあなたにこの想いが 届かないなら涙拭って 傘を開いたら雨上がりを待とう それでも 忘れないでいて欲しいんです