街の音が騒ぐ 今一つ二つ 硝子に映る無象の群れ ただ取るに足らぬ よもやまは過ぎる 走馬燈みたいに 泣き笑って 寝ては起きて 繰り返す日常 また転んで 踏み外して それでもまだ アタシは進む 情けない口癖も 当たり前の幸せも 巡り巡る日々の中 愚痴を零しながら ありふれている悩みも 独り流した涙も 全部全部抱え込んで また物語は続く 白く反射する ビルの横顔 ちっぽけなビー玉の様な ただ理由もなく 今 花を咲かす 遠い昔話 どれだけ 見かけだけ 大人になっても また愛想を振りまいても どれだけこうして しがみ付いてても 容赦無く流れてゆく 泣き笑って 養ては起きて 繰り返す日常 また転んで 踏み外して それでもまだ 時代は進む 笑えない出来事も もう戻らない風景も どれもこれも失くさないで それがアタシだから 情けない口癖も 当たり前の幸せも 巡り巡る日々の中 愚痴を零しながら ありふれている悩みも 独り流した涙も 全部全部抱え込んで また物語は続く