1人歩きながら 過ぎ去りし日々を今想う 樽前の麓 溶けた氷の冷たい小川のせせらぎ 夢を追い敗れて 恋心朽ち果てて 苔のように踏まれて強くなれた 何度でも 何度でも 花を咲かせよう 生きている限り 春の風に誘われて あなたの夢を見ていました 帰りましょう 帰りましょう 心にある故郷に 2人で遊んだ場所 古いブランコも今はない 月明かり頼りに火を点ける 手持ち花火の火薬の匂いが懐かしい 荒れる波に飲まれて 孤独のまま流され だけれども生かされてたどり着いた 何度でも 何度でも 立ち上がれる まだ道半ばなのだから 夏を知らせる虫の音が あなたの名前読むみたいで 帰りましょう 帰りましょう 心にある故郷に 何かを得ることに必死になって 目の前の大切なものに 気づけなかったりする 見渡してみよう ほら美しい蝦夷の国 私は風に誘われて あなたの夢を見ていました 帰りましょう 遠い昔の 日の出が見える花園に 帰りましょう あなたが愛した 朝日が昇る故郷に