今年の夏は何しようか 借りた漫画も読んでないし ただぼーっとしてるだけ 風の音が過ぎる ふたりの春も終わりそうだ 貸した心は返らないけど それでもいいか。 「すっと吹いて消えるような 儚い思い出でいいよ 美しく見えるから 今でもこのままでいるよ」 何か、諦めながら今日も あなたを待っている 夏が終わる 夏が巡る カレンダー捲るようにそっと "剥がせないそれ"が恋なんだ あれから何度目の春が過ぎ 僕はあなたを待っている 折れて飛ばせない紙飛行機 溶けて水になったかき氷 まだじっとしてるだけ 浮浪雲消えた 今年の夏も終わりそうだ 借りた漫画は読んでないけど どうでもいいか。 あの日恋していたんだ 真っさらな世界を 愛していたんだ 二度とは戻らない なにか、諦めながら今日も 僕らは演じてる 君が居た夢を見た 振り向いた過去に 手向けた彼岸花 そこに僕はいない はぐれそうな影法師、たゆたう… 夏が終わる 夏が巡る 還らない季節 僕達だけの微熱 カレンダー捲るようにそっと "剥がせないあれ"は愛だった あれから何度目の夏が来て 僕はあなたを待っている 今日もどこかで信じてる 今年の夏は何しようか 借りた漫画も読んでないし ただぼーっとしてるだけ 風の音が過ぎる 空の花弁 枝垂れ落ちて 膨らみかけた線香花火 パチンと消えた