窓から夜明けを覗けば 昨日にまだ私がいた 幸せだったことばかり 思い出すようじゃ 馬鹿みたいだな もう、どうしようもない恋がまだ 私の部屋で、 君の声を待ってるようで 出会う前の日々に、 戻っただけなのに 魔法が解けるような 今になって、思い出して 今更、って気付いたんだ 運命が嘘になって しまわないように 二人がいた思い出は 夜になって、離れていく じゃあね、またね、が解けないよ 窓から夜明けを覗けば 僕は今も二人の中 帰り道、月が綺麗で 振り返って気付いたんだ 本当に終わりが来たこと もう、どうしようも ないような日も 君が横で嬉しそうに笑うから 出会う前の二人に、 戻ったはずなのに 魔法がかかったような 歳をとって、しわになって 笑い合って、そばにいて 本当はそれ以外はいらなかったよ 二人がいた街の中 日々はきっと光だった じゃあね、僕は行くよ ねえ、もしあの映画みたいに 遠いどこか違う世界で 出会い直せたなら どうか何も知らない二人にしよう 君を思い出にしまって 違う人をまた好きになって だから、今度はさ 時が経って思い出して まだ苦くて、優しくて 運命が嘘になってしまう前に 二人がいた思い出は 魔法のように綺麗だった じゃあね、またね、忘れないよ 忘れないよ