ねぇ、意味がないのね 意味がないのです この場所で待っていても 届かないのね 届かないのです 夢のなかで じゃあ、知らないのね この時間は 病めない日々の隙間だって おとぎ話は知ってるでしょ 「逃げないの」 (眠る街と淀む森の)愛し方さえ (いつも変わらない夢を) ひらひらと舞う夜に拠る、寄る 「終わらない日々の続きを」 眠らないで、夢じゃないの 意味がないのね 意味がないのです ほら、まだ消えないように まだ醒めないように 溢れそうな夜はあなたの祈りが 目を閉じる前に思い出せますように 「ねぇ、言わないで」 ねぇ、言わないで その先は言わないで あぁ、意味がないのね 意味がないのです この場所で待っていても 届かないのね 届かないのです 額縁(ゆめ)のなかで 悲しかったことも 楽しかったことも 嬉しかったことも 辛くなったことも 全部、全部、全部、この夢の中で 守りたいのです