夜明けの微かな光が 僕らの位置を照らし出した 二人乗りで駆け抜けた自転車 耳をこする冷たい風 目に映る微かな影 何かを探して夢中で駆けていた <♪> 何かが空から降ってきて 思い通りの自分になって いつの日か輝くと思ってた 待っているだけの背中を 君に押され足を乗せたんだ 掴まってろ 走り出したんだ 見えなかった僕らの位置 それでもただ進んでいく 夜空を見上げて 君は呟いた たとえ 僕は今闇の中で 数えきれないほど転んでも それでも続いていくこの道を 光求め 行き先なんて決まってないさ だけどここに立ち止まっていたって 錆付いていく 心の歯車 タイヤの空気が抜けたって 力いっぱいペダルを漕いで 少しずつ風を切ったんだ 見えなかった僕らの位置 それでもただ進んでいく 夜空を見上げる僕に呟いた たとえ 君は今闇の中で 数えきれないほど転んでも それでも 続いていくこの道を 光求め 明日へ駆けてゆけ <♪> 振り返ればきっといつだって見える 失くしたものとか 置き忘れたもの その時は迷わず 道を引き返せばいいさ 数えきれないほど転んでも 痛みを感じるならそれでいい やがて夜明けの光が射して 強く伸びてゆく二人の影 その時初めて僕は気付いた 光は今 僕らを照らしたよ